履修する授業

「日本語教育プログラム」に登録した学生は,下の表にある26単位を取得することにより,同プログラムの履修証明書が発行されます。
 科目によって履修できる学年に違いがありますので,計画的に学習を進めることが望まれます。シラバスはここから見ることができます。

1回生 2回生 3回生 4回生
必修 日本語教育概論A(2)
日本語教育概論B(2)
日本語教材論(2)
日本語学研究1A(2)
日本語学研究1B(2)
異文化間教育(2)
日本語の文法(2)
日本語教育演習(2)
日本語教育プロジェクト演習(2)
選択必修 国語科教育理解科目
(2単位)
中国文学入門A(2)
中国文学入門B(2)
日本文学研究ⅠA(2)
日本文学研究ⅠB(2)
多文化理解基礎科目
(2単位)
読むための視点(2)
ドイツ文学を読む(2)
比較文学論(2)
芸術理論:フランス近代美学から(2)
民族と音楽:東南アジアを中心に(2)
日本事情(2)
ヨーロッパ-フランスの窓から(2)
多文化理解発展科目
(4単位)
多文化リテラシーコース専門科目
日本語教育概論A 外国語として日本語を教える教育とは何かということについて学ぶための授業です。
日本国内と海外における日本語教育の歴史と現状に関する知識を深め、外国語として習得する日本語の難しさについて理解し、日本語教育の実践を支えるために必要となる教養を涵養します。(「外国にルーツのある子どもの教育プログラム」でも開講)
日本語教育概論B 外国語として日本語を教える方法について学ぶための授業です。
母語ではない言語として日本語を学ぶ人の目的や社会的な立場が多様化している現在、日本語教育の方法も節目を迎えています。
新旧の日本語教育の方法とその背景にある理論を通して外国語教育としての日本語教育を多角的に捉えます。(「外国にルーツのある子どもの教育プログラム」でも開講)
日本語教材論 この授業では、日本国内と海外で利用されている外国語としての日本語教育の教材について理解を深めることを目指します。
学習レベルに対応した教材だけでなく、「聞く・話す・読む・書く」などの言語技能の習得に特化した教材や日本の文化や社会を知るための教材など、多様な教材を分析して活用する方法を学びます。(「外国にルーツのある子どもの教育プログラム」でも開講)
日本語学研究1A 日本語を教えるためには、日本語を正しく理解する必要があります。この授業では、日本語の音声・文字・文法・語彙の構造と、その背景にある歴史的変化についての知識を育みます。
日本語学研究1B 日本語を教えるためには、社会に根差した日本語の実態を理解する必要があります。この授業では、地域差や社会差に基づく様々な日本語のありかたに目を向けることで、日本語の多様性を柔軟に捉える力を醸成します。
異文化間教育 グローバル化の進展に伴い、多様な言語的・文化的背景のある子どもが増えている多文化社会の様々な諸相について検討します。また、言語的・文化的に多様な子どもの教育について諸外国(アメリカの多文化教育やドイツの異文化間教育など)の事例や理論を学び、そこから日本への示唆を得るとともに、日本の状況についてディスカッションを行います。(「外国にルーツのある子どもの教育プログラム」でも開講)
日本語の文法 日本語を外国語としてとらえる時、日本語がどのようなしくみになっているのかを理解しておく必要があります。この授業では日本語を外国語として勉強する際に学習者が難しいと感じる文法の規則についていくつか取り上げ、わかりやすい説明のしかたについて考えます。また、実際に教える時の方法についても考えます。
日本語教育演習 模擬授業を通して日本語を母語としない学習者(初級レベル)に対する教授法について学びます。模擬授業では教師役と学習者役に分かれます。模擬授業の内容を検討しながら、「日本語を日本語で説明するとはどういうことか」「日本文化を紹介するためにはどんな工夫が必要か」といったテーマで議論し、日本語教育の実践に必要となる基礎的な指導力を培います。
日本語教育プロジェクト演習 この授業では教育実習を実りあるものにするために、授業見学、模擬授業、教壇実習などを行います。教育現場を経験することで、日本語教育の実態を理解し、教育現場の課題解決に応じられる日本語教育人材の養成を目指します。